HOME > 当施設について > バットホームとは

終戦後、『ララの父』と言われるバット博士の「愛隣団育児部の子どもたちをもっと健全な環境に移したい」という願いが、アメリカの民間団体であるキリスト教児童基金(クリスチャン・チルドレンズ・ファンド)によって実現され、世田谷の地にバット博士記念ホームが誕生しました。

そして、町田の地に移転し、現在のホームがあります。

 

どんなに恵まれた自然環境や建物設備、訓練を受けた職員の正しい愛育の技術も、親の愛、本来の家庭の温かさにとって代ることはできません。

家庭の再建が私たちの最大の願いです。

でもそれが叶わない場合、少しでも家庭に近い環境で生活できるようホームでの生活を整え、そこから子どもたちは社会に巣立っていきます。 また、子どもを家庭から離さないで支援する取り組みにも着手しました。

子どもが笑顔で生活できる場所を作り上げたい。

私たち一人一人が尊重される社会が醸成されることを希望します。

バット博士記念ホームは設立以来変わらずに大切にしている理念があります。

CCF(Christian Children Fund)運動から受け継がれたキリスト教の隣人愛に基づいた支援方法は、一人の大人が継続して子どもと人格的つながりをもつことを大切にしています。 私たちは神様から託された一人ひとりの子どもが尊重される社会の実現を目指しています。 子どもの権利を守り、誇りをもった一人の人間として成長していけるように育んでいきたいと願っています。

創立以来、子どもをできるだけ少ない単位で家庭的環境の中で養育する方針を継続しています。
以前は10名の子ども達が職員と一緒に暮らしていましたが、現在では5,6名の子ども達が2,3名の職員とともに「家庭舎」とよばれる一軒の家で生活しています。
それぞれ性別も年齢も違う子ども達がきょうだいのように暮らしています。
また高校生以上の子ども達が自立を目指す為に職員の助けを借りながら生活をする自立訓練棟もあります。
どの家庭舎にも養育を担当する職員が住み、長い時間と経験を共にしながら愛着関係や信頼関係を築いています。

設立当初からホームはキリスト教社会福祉実践の場としての事業として継続してきました。
常勤職員はキリスト教信仰を持っているものを採用しており、イエスキリストご自身をモデルとして「行って、あなたも同じようにしなさい」(聖書:ルカの福音書10章37節)との言葉を自らの実践に生かすことが求められています。
キリスト教の信仰を土台として『すべての人は愛されるために生まれた』ことを子ども達に伝える為、職員一同日々祈りによる一致と実践を大切にしています。

職員は保育士、社会福祉士等の有資格者を採用しており、それらの資格が無い場合は在職中に資格を取得することを推奨しています。
子ども支援にあたる職員は、それぞれの専門性を生かし、チームという器の中で子ども達が安心して生活するための支援を展開しています。
また近年トラウマ症状や発達の課題を抱えている子どもの入所も多く、臨床心理士・公認心理師や児童精神科医も支援のチームに加わり、より子ども達のニーズに応えられるような支援を実践しています。

1952年3月4日

G・Eバット博士逝去

1952年 9月

社会福祉法人基督教児童福祉会法人認可

本部事務所(東京都渋谷区桜丘町60番地) 初代理事長 眞鍋頼一就任

1956年  4月

愛隣団育児部児童30名及び職員がバット記念ホームへ移転

5月

バット博士記念ホーム献堂式(ミルス博士出席)

バット博士記念養成所 第一回講習会開催

1957年  4月 

バット博士記念ホーム(初代園長 谷川貞夫)定員32名 
並びにバット博士記念養成所(所長 中島武夫氏)開所式
(世田谷区玉川中町2-21)

1958年  5月 

バット博士記念ホーム 第2代園長 中島武夫就任

1959年  3月 

バット博士記念ホーム 第3代園長 大谷嘉朗就任

1960年  5月 

クラーク博士記念玉川保母専門学院開校

1965年  4月 

学校法人クラーク学園和泉短期大学開学(旧:玉川保母専門学院)

法人から分離独立

1967年  4月

バット博士記念ホーム 第4代園長 平本善一就任

7月

第2代理事長 岸千年就任

1971年10月 

法人本部移転(杉並区善福寺2-17-5)

1974年12月 

CCF(Christian Children Fund)に日本における活動終結

国際精神里親運動部開設

1976年  8月 

バット博士記念ホーム新築移転(東京都町田市下小山田町2722番地)

定員40名

1978年10月 

バット博士記念ホーム養育家庭センター認可

1980年  2月 

法人事務所杉並から町田へ移転(東京都町田市下小山田町2722番地)

1981年  5月 

バット博士記念ホーム創立25周年記念式典(町田市民ホール)

1983年  4月 

憩い寮完成

1987年  4月

都型グループホーム開設

5月

国際精神里親運動部 マニラ事務所開設

1989年  3月

都型グループホーム閉鎖

9月

第3代理事長 深町正信就任

1996年  3月

国際精神里親運動部善福寺事務所新築

11月 

バット博士記念ホーム町田移転20周年記念会

1997年  3月 

小山田土地区画整理に伴い法人所在地

東京都町田市下小山田町2745番地1 に住所表示変更

1999年  4月 

バット博士記念ホーム第5代園長 石田周介就任

2002年  3月

養育家庭センター廃止

4月

町田市委託事業子育て短期支援事業

子どもショートステイの家「マルガリータ」開設

9月

都型グループホームGホーム開設

2005年  2月 

国際精神里親運動部が

「特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン」として

法人から分離独立

2006年  4月

地域小規模児童養護施設Fホーム開設

法人定員44名

11月

バット博士記念ホーム創立50周年・町田移転30周年記念式典

(ホテル・ザ・エルシィ町田)

2007年  4月 

バット博士記念ホーム第6代園長 宮本和武就任

2010年  9月 

職員寮「ハンナの家」新築

2011年  6月 

本園家庭舎子ども部屋の個室化工事

2014年  4月

第4代理事長 岸川洋治就任

6月

小規模グループケア地域型グループホームEホーム開設

2015年  2月

小規模住居型児童養育事業ファミリーホーム林ホーム開設

定員6名 法人定員46名

3月

地域小規模児童養護施設Fホーム移転

 

12月

都型グループホームGホーム移転

2016年  5月

バット博士記念ホーム創立60周年記念事業 大同窓会開催

11月

バット博士記念ホーム創立60周年記念式典

(ベストウエスタンレンブラントホテル東京町田)

2017年  4月

家庭訪問型子育て支援事業「ホームスタートいずみ」開始

9月

小規模住居型児童養育事業ファミリーホーム霜鳥ホーム開設

定員6名 法人定員46名

バット博士記念ホーム新事務所新築

2018年  8月

地域小規模児童養護施設Iホーム開設

11月

地域小規模児童養護施設Fホームを廃止し、小規模住居型児童養育事業

ファミリーホーム黒江ホーム開設  定員6名 法人定員48名

2020年  4月 

子育てひろば「いっぽいっぽ」開始

2021年  3月 

 

 

2022年  4月 

 

小規模住居型児童養育事業ファミリーホーム黒江ホーム休止

法人定員42名

 

小規模住居型児童養育事業ファミリーホーム山口ホーム開設 定員6名

法人定員48名

団体名

社会福祉法人基督教児童福祉会

所在地

〒194-0202 東京都町田市下小山田町2745番地1

代表者

理事長 岸川洋治、統括園長 宮本和武

児童定員

児童養護施設 30名

法人型ファミリーホーム18名

TEL

042-797-1371

FAX

042-797-5531